8月11日 徳島県南のカツオ釣り

例年この時期は落とし込み釣りをしているのだが

今年は沖のパヤオでずっとカツオが釣れ続いているので

ほとんどの船が沖へ出て、落とし込み釣りをやっていない。

なので情報も全くといっていいほど収集できていない。


先週の日曜日にはカツオは抜けてしまったようで

カツオ狙いの船は全船ボーズだったとか。

もうカツオ釣りはないなと思って

今回のメンバーにもカツオのことは忘れて

落とし込み釣りの準備をしてもらっていたが

火曜日にカツオの群れが舞い戻ってきた情報が入ったので

船頭さんやメンバーの方々と相談してカツオ狙いをすることに。



港から1時間30分ほどで パヤオ着。



日曜日にカツオ狙いで全船スカ食らったせいか

4〜5隻しか船がいない。


最初の流し いきなりヒットしたが針ハズレ

次の流しはシイラがバッシャーン

3度目の流しでカツオヒットも抜きポチャ

朝から高活性なのだが魚が揚がってこない。


4度目の正直でようやく



本命キャッチ。


オキアミフカセのカツオ釣りは片舷ドテラ流しで狙う。

無風だと仕掛けがまっすぐ真下に落ちてよくないし

風が強くなると船が速く流されてしまい仕掛けとマキエが同調しない。

そよ風そよそよが好条件。



カツオの群れとともにサメたちも移動していったのが

今日はシャークアタックも少な目。

パヤオの近くではサメが待ち構えているが

少し離せばアタックしてこない。


パヤオの近くに寄れば

エサ取りの小魚やサメが多くなり

離れればエサ取りやサメも減るが本命カツオのアタリも減ってしまう。

エサ取りに取られない程度の微妙な距離を保ちながら船を流していく。


活性が高い群れは船の近くまで寄ってきてオキアミを拾っている。

偏光サングラスで針の付いたオキアミの動きを見ながら

リーダー分しかラインを出さず

竿先に出るアタリの前に くわえた瞬間に合わせてフッキングする

「船べり10m以内のサイトフィッシング作戦」で今日は半分くらい釣ったかな。


カツオが船に寄ってこない(見えない)時は

20m30mと流していく。

キハダは大抵こんなときにヒットしてくる。


今日は沖へ流すとシイラがよくヒットしてくるが

カツオもヒットすれば大型が多い。



本日最大の4キロ大判。


群れが船の近くを通ると次々とヒットしてくる。

抜き上げたカツオはデッキで暴れまくり

船上は戦場と化す。


アタリがでたら即合わせ

主導権を与えず強引に巻き上げ

船に抜き上げたら即〆て血抜き

オキアミをひとつかみパラリと撒き

仕掛けを再び投入

一連の動作をいかに無駄なく行うことができるかで

数釣れるかどうか決まってくる。



3キロサイズも数本ヒットしたが

フックアウトや抜きポチャ多数。



本職のカツオ船もやってきたが

シイラばっかり掛かって本命カツオは少なかったせいか

すぐにいなくなってしまった。


シャークアタックも少なかったようだし

掛かったカツオを追いかけてくるサメたちを必死でかわしたせいか

(それでも5回はシャークアタックくらった)

今回は数を伸ばせた。


船備え付けの大型クーラーも



蓋が締まらないほどパンパンに。


今日のところは これくらいで勘弁してやろうかと 14時 終了。


心地よい疲れとともにパヤオをあとに…

灼熱地獄の炎天下で一日中カツオやサメと格闘したのでヘロヘロに。

還暦間近の私らおじさんにとってはなかなかキツイ釣りだったが

初挑戦の方々にもカツオの強烈な引きをあじわっていただくことができた。


船中6人で本カツオ74本 シイラ リリース多数。



カツオ自体がエサ取りなので

アタリの数はこの3〜5倍はあったのでは。


80Lのクーラーでも25本入れたら満タンに。



入らない分は人間のエサ用のクーラーに押し込み。


想定外のカツオ祭りで みなさん十分すぎるお土産になった。

いつまで続くか分からないけれど

チャンスがあればもう一度チャレンジしたいものだ。



本日の釣果  カツオ 31匹